SPECIAL
#08
第7話放送後インタビュー:本渡 楓(ミサキ役)、相坂優歌(メリッサ役)
――相坂さんはインタビュー初登場ということで、作品の印象をお聞かせください。
相坂:バトルものの作品だと、やっぱり男の子たちが一番憧れるポジションって「前衛」なのかなと思うんです。私の中で「後衛」というと、回復魔法を使う女神のような女性のイメージが強くて。なので、『世界最強の後衛』というタイトルを聞いたときは「後衛が最強ってどういうことなんだろう?」と、まずそこにすごく興味を惹かれましたね。
それに、後ろから仲間を守るのって実はすごく大変なことですよね。普段はあまり気に留められにくいポジションから、アリヒトがどうやって活躍していくのか楽しみでした。実際に原作を読んでみると、仲間との好感度がだんだん上がっていくシステムなど、すごく練られた設定が秘められていて、驚きとともにとても興味深く読ませていただきました。
――メリッサの第一印象や、お芝居のアプローチについてお聞かせください。
相坂:最初は「感情が読み取れない、謎めいた影のある子」という印象でした。でも、お仕事に関してはすごく熱意があるんですよね。初めてのアフレコでは、その「不思議なキャラクター性」を強めに出して演じてみたのですが、ディレクションで「そこじゃないかも」と言われまして。
その話を受け、キャラクター性を色濃くつけるのではなく、彼女の背景をちゃんと背負ったうえで、等身大の女の子としてそのまま立ってみようと考え直しました。声を作ったり感情を込めすぎたりせず、最小限の表現で言葉を紡ぐという意識ですね。
本渡:私もミサキを演じるうえで、最初はいたずらっぽさや意地悪な要素を少し出したのですが、「純粋に『楽しい!』という気持ちでグイグイ喋る子だよ」とディレクションをいただいて軌道修正したので、アプローチの仕方が少し似ていますね。
――お互いのキャラクターや、お芝居の印象はいかがですか?
相坂:ミサキはこのチームをパッと照らしてくれる明るい存在ですが、それは楓ちゃんの声と、あのお芝居があってこそだなと、いつも後ろで聞きながら思っていました。言葉の紡ぎ方や滑舌からくる印象が唯一無二で、本当に天才だなと!
本渡:大絶賛で照れてしまいますね(笑)。私は相坂さんのお芝居を見ていて、メリッサは決して「ただ謎をまとっているだけの子」ではないと感じました。ご両親のことをとても大切にしているからこそ、寂しさや辛さを言葉にせずグッと飲み込んで生きてきた、すごくかっこいい子だなと。
そして、そのメリッサの在り方を体現する相坂さんの発声がすごく自然体で。ご自身が「メリッサの声を出す楽器」になっているような、そこにメリッサが存在している感覚がありました。
――それぞれの役職である「解体師」や「ギャンブラー」についてはどう感じましたか?
本渡:解体師は手際が良くてかっこいいですよね。論理的に物事を見るメリッサにピッタリな職業ですし、アリヒトたちと出会えたのもとても良いタイミングだと思います。
相坂:ミサキの「ギャンブラー」ならではの素直さが素敵です。メリッサが亜人の技能を持っていると明かしたときも、引くどころか「えー、超かわいい!」とすんなり受け入れてくれて、私自身もミサキのことがすぐに好きになっちゃいました(笑)。かわいいものを素直に「かわいい」と言える、あのギャルっぽい奔放さが魅力的です。
本渡:実は私自身は「ギャルをやろう」とは全く意識していなかったです。ですが、キョウカたちと並ぶとどうしてもギャルっぽく見えますし、それが自然とにじみ出て、視聴者の方に届いているなら嬉しいです。
――そんなミサキの明るさは、第7話の日常シーンでも存分に描かれていましたね。
本渡:エリーティアに「好き嫌いをすると大きくなれないと思う」と言われたときに、ミサキが「えー、エリーさんより身長高いですよ?」と張り合って、エリーティアが「私は日によって身長が変わるの。今日は調子が悪いだけ」と返すような、とりとめのないふざけ合いが描かれていてとても楽しかったです。激しい戦闘の中で、いつの間にかこんなに気兼ねなく会話できる関係になっていたのだと嬉しくなりました。
――メリッサはまだパーティのみんなと直接絡むシーンは少ないですが、相坂さんから見て、和気あいあいとしたチームの雰囲気はいかがですか?
相坂:女の子が多いパーティなので、ああやってキャッキャと賑やかになる反面、その中にいるアリヒトはちょっと勢いに気圧されちゃう部分もあるんでしょうね(笑)。でも、激しい戦闘のあとに和やかに会話できるのは、すごく素敵だなと思って見ていました。
――和やかな会話の一方で、ミサキとしてはパーティの中でのレベル差に悩むシリアスな描写もありましたね。
本渡:そうですね。今のところミサキだけレベルが低く、実戦でみんなの力になれないもどかしさを抱えているのが印象的です。ですが、内心は悔しいはずなのに、それを表に出さずに笑顔でいられる、そういう大人な部分は彼女の素敵なところだと思いました。
ギャンブラーのスキルについても、今回は「ロシアンルーレット」や「幸運予測」など色々な技能が候補に挙がりましたが、運任せに見えて、実は運だけに頼らず自分のポテンシャルを引き出せる面白さがあります。これからの成長が楽しみです。
――そして今回は、メリッサの生い立ちという少し重いエピソードも描かれました。
相坂:バトルがメインの作品の中で、メリッサのストーリーを通して「家族愛」が描かれました。彼女は何を考えているのか見えづらいですが、原作の番外編(25.5話)で猫の親子を助けるエピソードがあるように、本当はすごく愛情深くて優しい一面を持っています。悲しい生い立ちが彼女の深い人間性に繋がっているので、今後もぜひ注目していただきたいですね。
――最後に、第8話放送に向けて、視聴者の方々にメッセージをお願いします。
本渡:第7話のラストに「スタンピード(魔物の大群)」がやってきましたが、第8話ではまた新たな敵が現れます。「歌声」を使ったこれまでにない戦法で襲ってきますが、仲間が増えたからこそのアリヒトの立ち回りや、それぞれの役割分担が見られるので、ぜひパーティの新たな展開にご期待ください。
相坂:私はそのシーンの収録には参加していなかったのですが、外で待っているときに、敵のキャストのみなさんがこだわって何度も収録しているのが聞こえていました。完成した映像はどうなっているのか、私自身も一視聴者として楽しみにしています!
取材・文:MoA
