SPECIAL
#07
第6話放送後インタビュー:松岡禎丞(アリヒト役)、早見沙織(スズナ役)
――第6話は未知の領域でのお話でした。ミサキが誤って石板に触れたことで転移してしまい、改めて彼女のトラブルメーカーっぷりが描かれました。松岡さんからご覧になっていかがでしたか?
松岡:ミサキはなんだかんだ、ものすごく運が強いですよね。「そこまで悪いことにはならないだろうな」という妙な信頼がありました。結局はギャンブラーなので、どちらに転ぶかはわかりませんが。結果的にいい方向に転がったので良かったです。ただ、巨人兵といった強敵まで引き寄せてしまうのは……。
パーティーのみんなはそれぞれ成熟していますし、連携技も発揮していますが、それにしても「名前付き」と戦いすぎなのできっとミサキのせいですね。良くも悪くも、強敵を引き寄せてしまうといいますか。
早見:ミサキを見ていると、スズナ役として「こういうことって、もしかしたら転生する前にもあったんじゃないかな」と妄想してしまいます。持ち前の好奇心と活発さでミサキが何かを起こして、それに巻き込まれたスズナが「はわわわ」となっていたのではないかなと(笑)。ですが、ふたりはお互いのことをわかり合っているので、ミサキが転移してしまって、スズナはとても心配していたのではないかと思います。
――元の世界ではどんな破天荒な子だったのか気になりますね。巨人兵との戦闘ではスズナの活躍も描かれましたが、弓を扱って戦う姿をご覧になっていかがでしたか?
早見:もともと弓道をやっていたというのもあり、安定感があると感じています。戦闘中、必死ではありますが、しっかり攻撃を当てられるのは強いなと。アリヒトとも「スズナ、頼んだぞ」「当たって!」と声を掛け合うように、連携もできていますよね。
――この戦いでアリヒトが重傷を負ってしまう展開もあり、パーティとしての大ピンチも描かれました。
松岡:妙な力は持っていますが、(アリヒトは)まだ「世界最強」ではないですからね。ですがパーティのみんなは、アリヒトがいることで強くなっています。技能の選別は「これを取りたいのはわかるけど、今はこれじゃない」と、先のことを見て指示できていたので。
――そんなパーティの一員であるスズナをご覧になっていかがですか?
松岡:一本筋の通った女性だなと思っています。ミサキやエリーティアみたいに自分からガツガツいくのではなく、一歩引いて「ちょっとよろしいですか」と聞けるところは巫女という職業にもピッタリだなと。
行動の端々から育ちの良さが見えますよね。決してほかの人の育ちが悪いと言っているわけではないですが(笑)。
――今回、スズナの霊力が開花していく描写がありました。
早見:スズナは霊力のようなものがどんどん開花していき、アリアドネが何者なのかもなんとなく察していました。今後も、彼女の力はパーティにとって大きなものになるのではないかと思います。
松岡:この勢いで成長していけば、神様を召喚できるのではないかというくらいすごい力を秘めていますよね。後々、スズナがいなければ危なかったですから。
――そんな彼女を演じるにあたって意識されたことはありますか?
早見:降霊したり霊力を使うところは、神々しさといいますか、普段と違う雰囲気であることを意識しています。逆に、ミサキやエリーティアと喋るときは振り回されながらもツッコんだり、ときには包容力を見せたりと、かわいらしくて心優しい女の子であることを見せつつ、場面によってメリハリをつけて演じました。
――アフレコ現場の雰囲気は、早見さんからご覧になっていかがでしたか?
早見:和気あいあいとしていました。みんなすごく落ち着いていますが楽しかった記憶があります。それと、アリヒト役が松岡さんだと伺ったときに、どんなお声なのかすぐにイメージできましたが、実際に聞いてもその通りで、本当にピッタリだと思いました。
松岡:僕は、台本のセリフがあるところに折り目をつける癖があるのですが、今回は折り目がないんです。ずっと喋っているので(笑)。それに、主役というプレッシャーもあり、現場ではほとんど話しませんでした。
早見:収録も朝一からなので大変そうでした。そういえば、休憩時間に松岡さんがそっとブースの外に出られていたのですが、再開するときに見つからなくて探したことを思い出しました(笑)。
松岡:この作品、休憩中は何人かいなくなるんですよね(笑)。
――今作はアイキャッチがアドリブだったと伺いましたが、早見さんは演じてみていかがでしたか?
早見:古からの伝統で、こういうパターンの作品がたまにあるんです。私は久しぶりに、あのヒリヒリを体験しました。
松岡:僕は別の作品で経験した直後で、また始まったので「ちょっと待ってくれ」と思いました。
早見:アイキャッチだけは別枠の大変さがありました。キャストのみなさんが一番緊張していたところかもしれないです。ですが、松岡さんは慣れていらっしゃいましたよね?
松岡:全然です。それに、僕が初っ端にダジャレを言ったことで、「ダジャレを言う流れ」になってしまいました。本当に申し訳なかったと思います。
早見:私のアイキャッチの収録は別録りだったのですが、スタッフさんに「ダジャレの流れができているんですけど、早見さんで断ち切ってください」と言われました。スタッフさんも、最終話まで続くと後半の人が大変だと気付いたみたいです。
――ある意味、別録りが功を奏したんですね(笑)。改めて作品について伺いたいのですが、第6話ではアリアドネが登場し、神集めなど新たな要素が出てきました。後半に向けてより広がりを見せる本作の世界観をご覧になった感想をお聞かせください。
松岡:アリヒトはまだ足を踏み入れたばかりで、この世界は想像以上に広いのだと思いました。現状、テレジアを元に戻すという目的はありますが、その後はどうするのかと考えてしまいます。きっとアリアドネのような存在がまだいるでしょうし、敵対するという話もあったので、より先の展開が気になりますね。
早見:アリアドネが出てきたことで一気に空気が変わった感じがします。お声が坂本真綾さんということもあり、強すぎますよね。アリアドネがパーティに関わってくる展開は、スズナの霊的能力が活かされることもあるので、個人的にも興味深いです。
松岡:今になって考えると、激戦から温泉、また激戦から温泉、という流れができています。アリヒトとしては、温泉に入るときくらいひとりがいいはずですが、もはやテレジアがいることが当たり前になっていますよね。
早見:テレジアはパーティの中でも別枠になっていますよね。アリヒトも、戦闘中はかっこいいのですが、温泉ではとてもコミカルですよね。松岡さんのお芝居の変わりっぷりも見ていて面白かったです。
――最後に、第7話放送に向けて、視聴者の方々にメッセージをお願いします。
松岡:第7話でも新たなキャラクターたちが登場します。中でも「北極星(ポーラスター)」のゲオルグさんは、一見怪しいところもありますが、純粋にいい人なので疑った目で見ないでください(笑)。他には、メリッサというミステリアスな女の子が登場します。彼女の出自は「嘘だろ」と思うほど衝撃的なものなので、ぜひ見届けてください。
早見:個人的には、アリヒトとテレジアのシーンが楽しみです。アリヒトがテレジアの心を解きほぐすような、すっと染み込むセリフを言うんです。収録中はこれまでとは違う空気が流れていましたし、「アリヒト、いいぞ」と思えたので、みなさんにも楽しみにしていてほしいです。
取材・文:MoA
